栗山英樹(くりやま・ひでき)
元プロ野球選手、野球人。1984年にドラフト外でヤクルトスワローズに入団し外野手として活躍。現役引退後は解説者、スポーツキャスター、大学教授等を務め、2012〜2021年に北海道日本ハムファイターズ監督として2度のパ・リーグ優勝、日本一を達成。2023年には侍ジャパン監督としてWBC優勝。現在は北海道日本ハムファイターズのチーフ・ベースボール・オフィサーを務める。2026年、野球殿堂入り。
宇賀なつみ(うが・なつみ)
フリーアナウンサー。2009年にテレビ朝日に入社し『報道ステーション』で気象キャスターとしてデビュー。その後スポーツ・情報・バラエティ番組を中心に活躍。2019年にフリーに転身し、テレビ・ラジオで司会・キャスターを務めるほか、朝日新聞「&トラベル」で「私には旅をさせよ」を連載するなど、ライフスタイルに関する執筆でも人気を集めている。
栗山 じつはもう3週間ほど、家に帰っていないんです(笑)。
宇賀 でも、栗山さんにとっては、そんな生活ももう特別なことではないですよね。
栗山 現役時代も監督時代も、シーズン中は移動ばかりでしたし、今も国内外を行き来する生活です。ただ若い頃と今とでは、移動の意味が少し変わってきたように感じています。昔は「移動しなければならない」でしたが、今は「移動することで自分が整う」という感覚ですね。
宇賀 「整う」って、サウナみたいですね(笑)。
栗山 移動中って、強制的に一人の時間が生まれますよね。その時間で考えを整理したり振り返ったりできることは、次に向かうための準備時間になります。移動を旅とするなら、旅は「リセット」の時間ですね。
宇賀 旅って自分を整える時間というのは同感です。私も仕事でもプライベートでも、どこかへ移動しているときは気持ちが落ち着きます。
栗山 旅していると、考えがどんどん削ぎ落とされて、必要なものと、無くてもいいものが自然に分かってくると思うんです。余計な要素を削ると、判断が早くなるように。
宇賀 旅していると、日常はモノを持ちすぎているな、という感覚になりますよね。学生時代にロサンゼルスを4週間、ひとりで旅したとき、このくらいのモノで生きていけると思えた経験は、その後の人生にも大きく影響しているように思います。スーツケースひとつ分の荷物で暮らせるという経験は、自立や自信にもつながっているんです。
ファイターズがプロテカの
スーツケースを
採用している理由
宇賀 野球選手の皆さんって、遠征のとき同じスーツケースで並んでいて、すごく美しいですよね。
栗山 ファイターズの監督時代は、選手もスタッフも全員同じスーツケースを使っていました。ユニフォームや道具を積むためにバスを使うのですが、サイズや形が揃っていると積み込みに無駄がないんです。それに見た目が揃うことで、チームとしての統一感や美しさが生まれる。そこから「このチームは信頼できる」という空気が生みだせるとも思います。
宇賀 スーツケースに組織の姿勢が表れるということですね。ファイターズがメインで使用しているスーツケースは、プロテカだそうですね。
栗山 北海道に工場を持つブランドというご縁もあって、監督就任以前からお世話になっています。道具選びは仕事との向き合い方や、どのように生きるかということにもつながる気がします。だからこそ旅する人のスーツケース選びには、その人自身が表れると思うんです。
宇賀 プロテカの最新モデルは、デザインも機能も本当にきめ細やかです。「そんなところまで?」と思う工夫が詰まっていて、縦横どちらからでも開けられる構造など、自分でも気づいていなかった不便さを解消してくれているように思います。
栗山 日本人らしい優しさですよね。急いでいるときにスーツケースの動きが悪いと、後ろの人がぶつかりそうになることもあります。ベアリング入りキャスターを採用することで滑らかに持ち歩けるので、周りに迷惑をかけない配慮にもなります。この機能を採用しようとデザインした方や、それを作り上げた職人さんたちの思いをすごく感じます。
宇賀 しかも、それを声高に主張せず、当たり前のように製品化している。その控えめな気遣いも、日本のブランドらしいところかもしれませんね。
栗山 カラーバリエーションも、おしゃれだけでなく、自分のスーツケースを見つけやすいという配慮なのでしょう。
宇賀 最初360G4のウォームグレーは汚れやすいのでは? と思ったのですが、空港ですぐ見つけられますよね。ターンテーブルでは、「あ、来た」と分かるだけで、気持ちが軽くなります。
栗山 傷がついても目立ちにくかったり、想像以上にタフな素材を採用しているのだそうです。フレスターEXは日本刀の溝をモチーフにしたデザインで、どこか漆器のような品がある。和の心を持ち合わせているあたり、日本人としての気持ちを整えてくれるような存在ですね。
宇賀 道具って単なるモノではなく、使う人の意識に影響しますよね。
栗山 機能面ではフロントオープン仕様も重宝しています。移動中、資料や端末をすぐ取り出したい場面があるので。
宇賀 どんなものを取り出すことが多いですか。
栗山 携帯やiPadですね。きわどい話ですけど、トレードなどで瞬時の判断が必要な場面では、資料を確認してすぐ連絡しなければならないこともあるんです。そんなときも、この機能には本当に助かります。
旅とは「人生」であり
「答え合わせ」である
栗山 朝日新聞「&トラベル」で旅の連載もされている宇賀さんにとって、「旅」とは何でしょう。
宇賀 私にとっての原動力はいつも好奇心なんです。旅をしながら仕事をして、遊んで、また帰って、すぐ次へ向かう。そのサイクル自体が、もう私の人生そのものだと思います。その循環があるから、価値観が更新され続けるような気がするんです。栗山さんはいかがですか。
栗山 僕にとって旅は、答え合わせだと思います。頭の中で描いていた理想と現実との距離を測る行為。うまくいっていれば確認になりますし、ズレていれば修正が必要になる。その繰り返しが、人を前に進ませてくれるのだと思います。
宇賀 「答え合わせ」とは、とても印象的な言葉です。
栗山 本や人の話で分かったつもりになっていたことが、実際にその場で体験すると、まったく違って見えることがあります。その場所へ行ってスポーツを見るとか、その場所で人に会うとか、実体験しないと自分の感覚に吸収できないことがあるんですね。だからこそ行く意味があるし、足を運ばなければ得られない答えがある。旅とは自分に問いを投げかけ続ける行為なのだと思います。
宇賀 100回のオンラインミーティングと、一度の出会いの価値は全然違います。現地で五感をフルに使って得られるリアルな情報を私も大切にしていきたいと思います。
SPECIAL MOVIE
<栗山さん使用モデル>フレスター EX
| カラー |
|---|
| ガンメタリックヘアライン、シルバーヘアライン、 ミストラルヘアライン |
| 素材 |
|---|
| ポリカーボネート |
| サイズ規定 | 品番 | 外寸サイズ (H×W×D) | 重量 | 容量 | 税込価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 機内持込 (100席以上) |
01551 | 55×37×23(27)cm | 3.4kg | 36(45)L | 77,000 円 |
| 預け入れ | 01553 | 71×41×30(34)cm | 4.9kg | 76(89)L | 88,000 円 |
| 預け入れ | 01555 | 79×46×33(37)cm | 5.6kg | 105(120)L | 93,500 円 |
※( )内はエキスパンダブル機能拡張時の数値です
※サイズは、キャスター・ハンドルを含む外寸表記です
<宇賀さん使用モデル>360G4
| カラー |
|---|
| ブラック、コズミックネイビー、 ミッドナイトグリーン、ウォームグレー、 ダスティローズ |
| 素材 |
|---|
| ポリカーボネート・ABS混合樹脂 |
| サイズ規定 | 品番 | 外寸サイズ (H×W×D) | 重量 | 容量 | 税込価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 機内持込 (100席未満) |
02420 | 45×34×20cm | 2.5kg | 24L | 77,000 円 |
| 機内持込 (100席以上) |
02421 | 54×36×25cm | 3.1kg | 38L | 79,200 円 |
| 預け入れ | 02422 | 60×43×26cm | 3.5kg | 53L | 83,600 円 |
| 預け入れ | 02423 | 65×48×27cm | 4.0kg | 71L | 89,100 円 |
| 預け入れ | 02424 | 76×54×27cm | 4.7kg | 100L | 96,800 円 |
| 預け入れ | 02425 | 76×44×37cm | 4.9kg | 105L | 102,300 円 |
※サイズは、キャスター・ハンドルを含む外寸表記です
Photograph: Yuji Kawata(Riverta Inc.)
Styling[Model]: Masato Nakahara(14),Wakiko Kondo(BLUE inc.)
Styling[Still]: Hidetoshi Nakato(TABLE ROCK.STUDIO)
Hair & Make-up: Inomata(&'s management),Fuyumi Kubo(RoI)
Text: Yasuyuki Ikeda
Direction: Shingo Fujioka(AERA STYLE MAGAZINE)
